第3話 肛門周囲膿瘍の治療は50代の大人も泣かすレベルだった

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健康
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こんにちは!

お尻に腫れものができて痛いから病院に行きたいけど、
どんな治療をするのか気になりませんか?

本記事では、肛門周囲膿瘍と診断された僕がどのような治療を受けたのか?
できる限り詳細に書いてみました。

ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

痔ろうラモ
痔ろうラモ

前回までの記事を読むと流れがわかりやすいですよ!

迫られた決断

医師
医師

これを治すには切るしかないんだけど、どうします?切ります?

突然迫られた選択だ。
相変わらず壁に向かって診察台に横たわっている僕は、
お尻を丸出しにしながら即答した。

痔ろうラモ
痔ろうラモ

お願いします!

そりゃそうだ。
僕は痛みから解放されたくてココにきたのだ。
このまま腫れと痛みを引き連れて、すごすごと自宅に戻るのはゴメンだ。

僕の返事を聞いた先生は、看護師さんに矢継ぎ早に指示を出した。
そして処置をするための準備が手早く進められた。

局部麻酔という名の拷問

先生が僕に声をかけてきた。
すべての準備が整い、処置が始まる合図だ。

医師
医師

はい、じゃあ局部麻酔を打つからねー。チクッとするよー。

プスっ。

痔ろうラモ
痔ろうラモ

あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!

痛い痛い痛い痛い!!!!

先生はお尻の*に容赦なく注射器をぶっ刺してきた。
いやもうホントに痛い。
先ほどの触診なんて比べ物にならないくらい痛い。

局部麻酔が効き始めるまで、注射器は刺さったまま。
どのくらい刺さってたかなんて、痛みで全く覚えていない。
だけどしばらく刺さったままだったのは事実だ。
お願い、局部麻酔の麻酔をかけて。

そしてこの痛み地獄はまだ終わらないことは、
この時の僕はまだ知らない。
更に想像を上回る痛み地獄が待ち構えていたのだ。

痛み、ここに極まれり

医師
医師

ちょっと痛いけど我慢してねー

先生はお尻の腫れた部分を切開して、溜まった膿を出し始めた。

痔ろうラモ
痔ろうラモ

ぐぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!

ぐぐぐぐぐぐぐうううううううう!!!!

泣いた。
50歳のオジサンが下半身丸出しの状態で泣き叫んだ。

看護師
看護師

大きく息を吸って吐いてくださいねー

いやいや看護師さん、ムリっす(泣)
痛みに耐えるのが精いっぱいで、痛みに耐えようとしたら歯を食いしばっちゃう。

何回かのインターバルをはさみながら、排膿処置は続いた。
そのたびに泣き叫ぶ僕。

医師
医師

こんなもんかな

なんともぶっきらぼうなセリフとともに、
肛門周囲膿瘍の切開排膿処置は終わった。

腫れは消えたが痛みは残る

医師
医師

できる限り膿は出したから。
抗生物質と痛み止めを飲んで3日くらいは安静にしてください。
下の薬局でガーゼが売ってるので、しばらくはガーゼを当てるように。
出血は3日くらい続くよ。

その後の状態を確認するので、また来週予約して来てください。

看護師さんにガーゼをお尻にあてられながら、淡々とした説明をされる。
ガーゼの処置が終わると、先生の姿はすでになかった。
看護師さんもカーテンの向こうに行ってしまい、
僕はひとりパンツとズボンをはいた。

受付で会計を済また僕は、クリニックと同じ建物の薬局に寄った。
薬局の受付で処方箋を出し、手渡された用紙に必要事項を記入する。
記入をしている時に、局所麻酔の影響なのか頭がクラクラしてきた。
受付に用紙を差し出し、埋まっているソファー席を横目に見ながら必死に立ち続けた。
しばらくしてソファー席が空き、僕は寄りかかるようにしてソファーに身を預けた。
そしてこのタイミングで、僕の名前が呼ばれる。

痔ろうラモ
痔ろうラモ

なんてタイミングが悪いんだ。

心の中で毒付きながら薬を受け取り、フラフラと頼りない足取りで薬局を出た。

10月も終わりに近づき、陽が落ちるのも早くなってきたようだ。
早く家に帰りたい。
だけど歩くと処置してもらった傷が痛むので、ゆっくりとしか歩けない。
カラスの鳴き声が曇り空に響き渡るなか、
クリニックに来た時よりもさらに狭い歩幅で、僕は自宅へと歩みを進めた。

どうにかこうにか自宅にたどり着いた僕は、疲れ果ててベッドに倒れこんだ。
横になっても病院に行く前とは違う痛みが続く。
そして、いかにして痛みに耐え抜いたのかを、
僕は奥さんに涙ながら語るのだった。

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